オフィスコットーネの『加担者』を観た。
何かに加担してしまうときは避けられない。存在するだけで加担してしまう。
言葉がどんどん脳みそに入ってきて、帰りは一時間散歩して帰った。
翻訳劇っておもしろいなぁ、フリードリヒ・デュレンマットってどんな人なんやろうと思いながらパンフレットを見ていると、今年6月に新国立劇場で観た『貴婦人の来訪』と同じ作者だと知る。
人を殺してほしいと依頼する貴婦人を秋山菜津子さんが演じてて、めちゃくちゃ綺麗で隙がなくて、義足の手の演技に見惚れた。
劇中で登場人物が客席に向かって演説するシーンが振動を感じるかっこ良さで、観に行ってよかったなぁと、「演劇を観た」って充足感に満たされた公演。その日も長めの散歩をして帰った。あの作品と同じ作者。
不勉強が功を奏したのか、自分の好みを知る。
パンフレットでお勧めされてたフリードリヒの映画と小説をチェックしよう。
おわり。
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