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初めてづくし。お正月やからね。

執筆者の写真: 橋爪未萠里橋爪未萠里

更新日:2023年2月26日

 初夢は、見知らぬ女性に歯をめちゃめちゃ褒められる夢だった。

言っておきますが私は歯並びが良くない。

人に誘われ行った飲み会で初めて会った歯医者の女性に「歯並び治したい〜」と言われるくらい。(今思えばあの女、開口一番に言ってきたな。)

夢の中でも私の歯並びはよくなかったけど、褒めてもらえて嬉しかった。ありがとう、見知らぬ女性。いい初夢だったと思う。


 お正月は三日に、モロ師岡さんの新春初笑い演芸会を観に行った。


モロさんとは2021年のiaku『フタマツヅキ』でご一緒していて、モロさんは売れない落語家さんの役、私はその落語家を支える、清水直子さん演じる妻の若年時代をやった。

だから稽古中はずっとモロさんを見ていた。

モロさん自身も落語をされていらっしゃり、古典落語を近年のサラリーマンたちに置き換えて演じる「サラリーマン落語」というものをご自身でつくって演じている。

これが面白くて、扇子ではなくペンを、手拭いではなくスケジュール帳で煙草だったりお茶だったり杖を表現する。初めて観た時は驚いた。

モロさんのチャーミングな仕草と声も相まって、非常に親近感のある作品となる。


演芸会はその他にも一人コントやウクレレでの歌もあり、93分をモロさんお一人でパフォーマンスする。

聞けば3年ぶりの新春演芸会だったらしく、会場は満員で、お客さんたちの笑い声が絶えずまさに新春に相応しい催しだった。



 『フタマツヅキ』では売れない芸人で落語家役だったモロさん。

ライブをやってもお客さんは入らず、ネタは受けない。応援してくれるのは妻だけ。

劇中のそんな姿を見てきたから、お客さんを乗せに乗せまくる姿にちょっと目頭が熱くなった。

現実と作品が混同してしまうくらい、この日も作品の中の役もモロさんは全身全霊で見る人に届けようとしてくれる。

そんなモロさんをこれからも応援し続ける。


楽しい時間をありがとうございました。


 




 新年、弟から「弟だよ」と挨拶され、何を当たり前のことを言ってる…と不審に思っていたら、元旦にあげた記事のタイトルを弄ってきていた。(「コジコジだよ」のタイトル)

記事がアップされるとメールが来る様に設定しているらしく、数少ない読者の一人は弟、お前だったのか…と胸がいっぱいになった。かわいい弟。ありがとう☺︎


 応援した気持ちを思い出したお正月。

 応援してくれてる人がいるのを再確認したお正月。



今年もどうぞよろしくお願いいたします。



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